2015/07/08(水) 字幕

戸田奈津子さんの講演会を聴講しました。
あるひとが、いっつも「ちくしょう」とか同じ訳の気がするんですが?、なんていう挑戦的な質問をしていました。
英語は相手をののしるようなきたない言葉がたくさんあるそうですが、一方の日本語はそういう言葉が少ない。
これは、大陸文化で常に敵?と闘ったり、勝ったりしないといけない状況にさらされた文化と、
島国で相手のことを思う文化の違いではないかということです。
ほかに、日本語では「雨」を表現することばがたくさんあるのに、英語は「rain」しかない。
ここにも感性の違いが見えてきているとのことでした。
しかし、最近の日本はどうだかなぁ。。。
あと、翻訳にまわってくる映像は、どんどん遅くなってきていて、一方で締め切りはかわらず、
シゴト的には大変なことになっているそうです。
昔は物理的なフイルムだったので、編集等のデッドラインもある程度決まらざるをえませんが、
近年はデータ加工をいつまでも続けて、最後にデータ送信すればよいので、ギリギリまで
頑張っちゃうそうです。なので、翻訳のほうにしわ寄せが、、、ということでした。
また、こんなのがあったら聞いてみたいと思います。